平成30年度 第2回 外国人による講演会(平成31年3月3日)

2019年3月3日の「外国人ゲストによる講演会」は、バーバラ シェンクさんにお願いしました。 2年前にアメリカからWFC(ワールド・フレンドシップ・センター)に夫婦で赴任されていますが、今年の8月には帰られるのでいいタイミングでお招きできました。
題目は「北海道で過ごした子供時代」です。南北戦争の有名な激戦地であったゲテイスバークの宣教師の娘として生まれ、1950年後半両親とともに移住した北海道標茶町での主に小学生時代を写真とともに話してくれました。極寒の地で、又車が1台しかなかった田舎だったそうです。日本語を覚える前は日本の子供との喧嘩もあったそうですがその後はすっかり溶け込み、日本人のつもりで過ごしていたとか。しかし父兄会で親がクラスに来ると自分は外国人であると気づかされたそうです。
中学、高校は東京のインターナショナル スクールで過ごし、大学はアメリカの大学を卒業しています。アメリカでは伴侶を見つけ、イリノイ州で生活し、教師職についていました。子供たちには原爆の悲惨さを材料に平和の大切さを教えてきました。日本へ来る前には兼業ですがトウモロコシを栽培する農業に一家で従事していたそうです。コンバインの操作が気に入っていたとか。
現館長をしているWFCについても簡単な説明をご主人のダニーさんがしてくれました。創立者バーバラ・レイノルズさんの遺志を継いで2年ごとにアメリカからボランティア館長として来日し世界の平和のために活動されています。

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