外国人ゲストによる講演会(2019年度1回目)

外国人ゲストによる講演会 (令和元年7月21日)


今回ゲストでお迎えしたのは安芸府中高等学校で英語を教えておられるノース・カロライナ州のアッシュビル出身のジョナサン・フィッシャーさんでした。お話の題目は「アパラチア地方への旅」でした。
本題に入る前にご自身のことを語られました。多趣味であるとのことですが特にハイキングやキャンピングが子供のころから大好きでありボーイスカウトに所属されていました。日本においても時間があればハイキングやキャンピングをするようにされていて野呂山、宮島、屋久島、富士山などの登山経験を話されました。
本題に入られアパラチア地方に含まれる州を地図で示されました。アパラチア地方はニューヨーク州からミシシッピ州まで伸びる合衆国東部の地域でありますが本日のお話ではフィッシャーさんの出身地に近い地域のアパラチア地方について述べられました。壮大な自然や自然美が満喫できるところとしてアパラチアン・トレイル、ブルーリッジ・パークウエイ、グレート・スモーキー山脈国立公園などの説明をされました。提示されたスライドは美しい風景の連続でありました。また、合衆国で最大の個人邸宅(ビルトモア・エステート) についても触れられました。
入植者と原住民との関係でアパラチア山脈南部に居住するチェロキー族イン
ディアンについて言及され1830年代に多くの原住民はオクラホマ州に強制移住させられた史実を述べられました。最後に、フィッシャーさんによるバイオリン演奏でアパラチア地方に伝わる民族音楽を鑑賞しました。参加者は演奏された伝統的なダンス音楽に魅了されました。
フィッシャーさんのお話によりあまり馴染みでないアパラチア地方の文化と歴史について知る貴重な機会を得られました。これを機にアパラチア地方についてさらに学びたい気持ちになりました。

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