共催事業「原爆の子 さだ子の願い」(英語)紙芝居活動(令和6年8月6日)
当協会が共催事業として関わっている「原爆の子 さだ子の願い」(英語)紙芝居活動が8月6日に平和公園の原爆の子の像周辺で行われました。早朝、府中町内の中学校(府中中、緑ヶ丘中)、高等学校(安芸府中高)3校の生徒31名が平和公園に集結。8時15分、原爆の子の像の前で黙とうをささげた後、7つのグループに分かれて、訪れた様々な国の人々に英語で紙芝居を上演しました。
酷暑の中での活動でしたので、熱中症対策として木陰の風通しの良い場所を選んで上演し、熱中症指数計でWBGT指数を計測しながら午前中のみの活動となりました。この活動は、海外から訪れる人たちに原爆の悲惨さと平和の尊さを英語で伝えることで、生徒たちの語学力を養いながら「学びと発信」の姿勢を育てるという趣旨の活動です。参加した生徒たちは一生懸命に紙芝居を上演し、広島県内外からの日本人はもちろん、世界各国から多くの方々が足を止めて熱心に聞き入ってくださり、生徒たちの熱演に涙を流される方もおられました。
上演後には参観者ひとりひとりとコミュニケーションをとり、感想や励ましのコメントを頂き、生徒たちは皆、自分たちが上演したさだ子の紙芝居を通して、多くの人たちにヒロシマを伝えることができたと実感したようでした。また、この活動を通して、自らの心にも平和への強い願いが芽生え、その想いを紙芝居を通して伝えることで、聞いて下さった人たちの心にも平和の灯を灯すことができたのではないかと思います。