共催事業「原爆の子さだ子の願い」紙芝居活動(令和8年8月6日)

共催事業「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居活動(令和8年8月6日)

当協会の共催事業である「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居活動が8月6日に平和公園の原爆の子の像周辺で行われました。
今年も早朝より、広島県立安芸府中高校、府中中学校、緑ヶ丘中学校の生徒たちが平和公園に集まりました。
8時15分に原爆の子の像の前で黙とうを捧げた後、紙芝居活動が始まります。
43名が5つのグループに分かれ、国内外から訪れた人々に「原爆の子 さだ子の願い」を英語と日本語で上演しました。酷暑の中にもかかわらず、生徒たちの演じる紙芝居に真剣なまなざしで耳を傾けてくださる皆さん。涙を流しながら聞き入ってくださる方もいらっしゃいました。
上演後は多くの有難いコメントを頂き、生徒たちも達成感を感じていたようでした。
最後に今年が最後の活動となる安芸府中高校3年生がみんなの前で上演しました。この姿は、後輩の生徒たちの目標となってくれたことでしょう。
府中町内の中高生が連携して、世界講師区のために「ヒロシマを伝える」という、自身ができる一歩を踏み出した意義ある一日となりました。
「また来年も!この場所で!」を合言葉に慰霊の一日を無事に終えました。

◇外国人ゲストによる講演会(令和8年7月5日(日)13:30〜15:00)

◇外国人ゲストによる講演会(令和8年7月5日(日)13:30〜15:00)

インドからのゲストは、廿日市野村病院で介護士(特定技能 介護)として勤務するプンバ・ラク・サムヨタさん。持ち前の日本語の実力(日本のアニメが好きでたくさん見ていたら話せるようになったらしい)で、自力で日本の病院での雇用機会を得た彼女だが、英語もとても流暢でプロジェクタートラブルがあったにも関わらず、物おじせず堂々とプレゼンテーションしていただき、感謝に堪えない。
彼女の出身地は、インド北東部マニプール。紅茶で有名なアッサムの近郊にあり、ミャンマー隣接の町である。そのため東アジア寄りの顔貌で、一見インドとは想像がつかない。彼女が今回の講演を「The hidden jewels of North-East India」と題するように、我々が想像する「The インド」とはかけ離れた、インドの奥深い内容であった。民族の多様性を感じさせる伝統色の赤と黒の色使いは、伝統衣装・布・アクセサリーに留まらず、ポットやお皿など、日用品の中にも溶け込んでいる。自然素材を用いた家屋や楽器、ロマンティックなロミオとジュリエットを思わせる昔話など、幅広く紹介いただいた。
インドは14億人を抱える広大な国だ。成長著しく、若い人たちが多いため、活気に満ちている。その一方で、本来は地理的、文化的な違いがあるが、戦争や統治時代の影響等で、現在インドとなっている地域もまた存在することを感じさせられた。混沌とする状態でも、多くの民族が自分たちなりの伝統や文化・宗教等を大切にし、未来へと向かう道、世代を超えて守っていくものを葛藤しながら生き抜いている。その力強さに、励まされる思いがした本講演であった。

令和8年度 第35回 通常総会 (令和8年6月13日)

令和8年度 第35回 通常総会 (令和8年6月13日)

『府中町国際交流協会 令和8年度 第35回 通常総会』をくすのきプラザ2階研修室にて開催しました。

府中町長寺尾様、町議会副議長、教育委員会教育長ほかご来賓の方々のご臨席のもと、会員の皆さまによる審議の結果、「令和7年度事業報告書、収支決算報告」「令和8年度事業計画書、収支予算書」「役員選任」の3議案が全会一致で承認されました。皆さまのご協力に感謝いたします。また、審議中には、会員の皆さまより建設的なご意見や協会の活動を評価くださるご意見を多く頂戴しました。今後はこれらのご意見を今後の事業展開に反映させていきたいと思います。

当協会は、お陰さまで今年設立35年目の節目を迎えました。この35年間、社会情勢の変化に即応したさまざまな事業を展開し、府中町の多文化共生社会の実現に寄与してきたと自負しております。しかしながら、昨年度末に事務所移転を余儀なくされ、部屋のスペースはかなり縮小しましたが、役員個々のボランティア精神の熱量は変わることなく、新たに2名の役員加入により新事業の試みも考えています。今年度も当協会のボランティア事業へのご理解ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

◆会員交流会(令和8年2月15日)

◆会員交流会(令和8年2月15日)

2月15日(日)11時から安芸府中商工センター2階の多目的ホールで日本人と外国人の「会員交流会」を開催しました。外国人23名(スリランカ、ベトナム、中国、カンボジア、ミャンマー、インドネシア)を含む47名が参加しました。仲良く交流できるよう5つの遊べるブースを準備しました。モルック、バルーンアート、カルタ、折り紙、けん玉・お手玉のそれぞれのブースで皆が笑顔になりました。軽食やお菓子を食べながら和やかに会話する時間もあり、最後はビンゴゲームで盛り上がり皆が景品をゲットし13時に記念撮影をして終了しました。
皆が口々に「楽しかった。また来たい」と言いながら、名残惜しそうに帰宅しました。今回好評でしたので次回はさらにブラッシュアップして、他国の文化を感じられたり会員同士がもっと楽しく交流できたりする場を作っていきたいと思います!

◇外国人ゲストによる講演会(令和7年12月7日(日)13:30〜15:00)

◇外国人ゲストによる講演会(令和7年12月7日(日)13:30〜15:00)

今回は、広島大学・市立大学でアラビア語講師をされている、シリア出身のズィヤード・アル・ファッラージュ氏。中東からの初めてのゲストです。母国シリアについて、「Syria My Hometown 私の故郷 シリア」の演題で語っていただきました。日本で暮らすアラブの子供たちのための母語教育協会「アナーラ」の紹介をはじめ、世界史で習う有名なユーフラテス川がシリアを流れていること、世界遺産に登録されている古都「ダマスカス」のこと、イスラム教のモスクは緑色にライトアップされ、非常に重要な色であることなど、興味深く学ばせていただきました。日本に習字があるように中東にもアラビア習字があることを教えていただき、デザイン性がとても高い文字に惹きつけられました。また、アラブの衣装を持参され、クーフィーヤと呼ばれる頭に被る装身具を身につける体験には、大いに盛り上がりました。そして共に来場された料理がとてもお上手な家族様より、シリアでよく食べられているお菓子のサプライズプレゼント。参加者・スタッフ問わず思わず顔がほころぶ時間となり、地理暦なこと、文化、習慣、宗教などだけでなく、シリアが身近に感じられた講演となりました。

国内視察研修(令和7年11月9日)

国内視察研修(令和7年11月9日)

国内視察研修として7ヶ国(ベトナム、中国、スリランカ、カンボジア、ラオス、韓国、日本)50名で山口県柳井市へバスツアーを実施しました。出発時は雨模様でしたが、目的地到着の頃には傘が不要となり、穏やかな天候に恵まれました。車内では、添乗員による各国の挨拶でツアーが始まり、バス内は終始なごやかな雰囲気。外国籍参加者の多くが当協会の日本語教室に通っていて、日本語での交流が自然に行われていました。会員同士の会話も活発で、バス進行役員も「皆さんの笑顔が印象的だった」と感想を述べていました。

直前までの雨の影響により、予定していたみかん狩りは残念ながら実施できませんでしたが、みかん農家のご厚意で、みかんをいただくことができました。とても美味しく「買って帰りたい」という声も多く聞かれ、今回は立ち寄った観光センターで購入していただくことになりました。柳井クルーズホテルでの食事も大変好評で、あちこちで会話が弾んでいました。バス席や食事の席割りを工夫したことで、さまざまな方と交流が持てる時間となり、役員としても心からありがたく感じました。

午後は、二つのグループに分かれ、白壁の柳井の街散策と有名な金魚ちょうちん作りを行いました。和紙に細い筆で描くヒレや鱗は、思いの他苦戦しましたが、それぞれ個性的で可愛い金魚が出来上がり大切な思い出となりました。日帰りツアーですが、多くの場面で参加者同士が交流できたのは大変有意義でした。特に「また一年後に会えるね」と話していた会員さん同士の言葉が印象的でした。地域の国際交流のボランティア団体として、遠い国から日本へ来られた方々が現地の日本人とつながる機会を作れることの意義をあらためて感じました。帰りのバス内で行ったビンゴ大会も、最後の一人まで景品が行き渡り大いに盛り上がりました。事故やトラブルもなく、無事にツアーを終えられたことが何よりで、参加者の笑顔に包まれた、実りある一日となりました。

英語でハロウィン! (令和7年10月25日)

英語でハロウィン! (令和7年10月25日)

令和7年10月25日くすのきプラザ小アリーナにて、小学生を対象とした「英語でハロウィン!」を開催しました。参加者の小学生22名+参加者の兄弟数名と保護者で約60名で、ホールはいっぱいになり、大変賑やかに盛り上がりました。
今年は、イギリス出身のルース先生にハロウィンにちなんだ英語のレッスンを約40分していただきました。アシスタントは国際交流協会の田中直実理事、田中裕美理事が務めました。元気よくHelloの歌からはじまり、かぼちゃの形を使って、HappyやSadなど色々な感情を英語で言ってみたり、黒猫やおばけ、プリンセスなど様々なコスチュームを着た参加者の衣装の色を英語の歌にあわせてタッチして遊びました。ハロウィンについての英語のお話を聞いた後は、What snack do you like?と好きなお菓子について英語で言う練習をしました。最後はたくさんのハロウィンキャラクターになりきって、Float like a ghost!などとアクションをしながら歌をうたいました。歌やジェスチャーをおりまぜながら、ユーモアたっぷりの授業に、子供たちはとても楽しそうに、積極的に参加していました。
レッスンの後には、ハロウィン工作をしました。切れ目を入れた紙コップ、モールとキャンドルを使って、ジャック・オー・ランタンを作りました。完成後、部屋を暗くすると、ライトアップした可愛いハロウィンランタンにみんな大満足の笑顔でした。先生を囲んで写真撮影の後は、お楽しみのトリック・オア・トリートをしました。仮装した国際交流協会のスタッフに、「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と元気よく言って、お菓子をもらっていました。今年も、可愛くて、元気いっぱいの子供たちに会えて嬉しかったです。年々、小学生の英語のレベルも上がってきており、自然と英語の受け答えのできる子も多いことに関心させらせました。ルース先生のレッスンや、工作やトリック・オア・トリートを通して、子供たちが英語をはじめ、異文化に興味を持ったり、理解したりする良い機会になれたら嬉しいです。

日本語教室生徒による外国人日本語スピーチ発表会

日本語教室生徒による外国人日本語スピーチ発表会(令和7年9月7日)

2025年9月7日、イオンモール広島府中様の3階イオンホールで「日本語スピーチ発表会」を開催しました。
韓国、アメリカ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム出身の計9名の発表者の皆さんが日々の日本語学習の成果を堂々と披露し、参観者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

スピーチでは、「カンボジア人にとってアンコールワットの尊さ」、「ミャンマーの社会情勢や貯金事情」、「日本で感じた印象深い事、嫌だった思い出」等、新しい学びや気づきが多くありました。
当日は会場にたくさんのうなずきと拍手があふれ、発表者も参観者も一緒になって心温まる交流のひとときを過ごしました。発表者の皆様、ご来場いただいた皆様、そしてご指導いただいた日本語教室の先生方、本当にありがとうございました!

今後も「新しい学び」、「外国とつながる」を意識したさまざまな国際交流のイベントを企画していきます。
次回もぜひ、お楽しみに!

共催事業「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居活動(令和7年8月6日)

共催事業「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居活動(令和7年8月6日)

当協会が共催事業として関わっている「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居活動が8月6日に平和公園の原爆の子の像周辺で行われました。この活動は世界中の人たちに原爆の悲惨さと平和の尊さを英語と日本語で伝えることで、生徒たちの語学力とコミュニケーション能力を養いながら、「学びと発信」の姿勢を育てるという趣旨の活動です。

今年も酷暑の中での活動でしたので、熱中症対策として木陰の風通しの良い場所を選んで、午前中のみの活動となりました。早朝、府中町内の府中中学校、緑ヶ丘中学校、安芸府中高等学校3校の生徒46名が平和公園に集結。8時15分、原爆の子の像の前で黙とうを捧げました。9時になり、今年が最後の紙芝居活動となる安芸府中高校の3年生が、原爆の子の像の前で紙芝居を演じました。その後、その3年生たちがリーダーとなり、6つのグループに分かれて、国内のみならず様々な国から訪れた人々に英語と日本語で紙芝居を上演しました。

国内外からの来訪者の真剣なまなざしを受けながら懸命に声を発し、さだ子さんの願いを届けようと一生懸命に演じました。生徒の熱演に涙する方もおられ、上演後には感謝や励ましのコメントを多く頂き、お礼にと民族楽器の優しい音色を披露して下さった方もいらっしゃいました。生徒たちは皆、自分たちが上演したさだ子の紙芝居を通して、多くの人たちにヒロシマを伝えることができたと実感したようで、自らの心にも平和への強い願いが芽生えたようでした。また、卒業生も応援に駆けつけてくれ、昨年以来の1年ぶりに上演してくれたり、1学期に平和学習をした府中北小学校6年生の児童も特別に上演しました。

被爆80年の節目の年に、府中町内で学ぶ小中高の生徒が「原爆の子 さだ子の願い」の紙芝居を通して繋がり、力を合わせて平和への想いを発信した貴重な体験の1日となりました。

◇外国人ゲストによる講演会 (令和7年7月6日(日) 13:30~15:00)

◇外国人ゲストによる講演会 (令和7年7月6日(日) 13:30~15:00)

今回ゲストでお迎えしたのは安芸府中高等学校で外国語指導助手をされているテネシー州メンフィス市出身のサラ・フォーツさんでした。演題は「日本での旅 ーこの2年でー」、この講演会には会員、非会員合わせて32名の参加がありました。まず、出身地について触れられビール通り、ミシシッピ川、国立公民権博物館、キング牧師などを紹介されました。次に、日本に来られた理由を述べられました。その理由として、友達に日本に行くことを勧められたこと、日本語を習うことに興味があったこと、以前日本を訪れたことがあったことを挙げられました。日本に滞在されて感じていることを二つ取り上げられました。一つは東京と広島の違いでした。東京は公共交通機関がよく発達していて、楽しめることが沢山あるが、人が多すぎるなどがありました。一方、広島は土日を除けばそんなに混雑することはなく、公共交通機関は発達しているが東京ほどでなく地震は少ないなどを示されました。もう一つは、日米における学校生活の違いでした。米国では授業は話し合いが中心であり、休暇には宿題は無く、公立高校では制服が無いなどがありました。一方、日本ではテストを中心にして進んでいく授業で、体育祭、文化祭、先輩・後輩関係、教室清掃などがあると指摘されました。しかし、日米の学生は本質的に同じであることを付け加えられました。この後は、合衆国についてのクイズを14問出されました。「合衆国で一番長い川は?」「テネシー州の州都は?」「合衆国の公用語は?」などの問題をペアになった参加者の皆さんは相手と話し合いながら楽しそうに回答されていました。最後は質疑応答でした。参加者からの質問が次から次に出て活発な質疑応答となり、ゲストのサラさんとの交流が深まる貴重な時間となりました。