外国人ゲストによる講演会 (令和 3 年 3 月 7 日)

コロナ禍で当協会の諸行事が全て中止になる中、感染者数が減少し今年度最初で最後の行事を行うことができました。

今回ゲストとして、安芸府中高等学校で英語を教えておられる南アフリカ共和国(以下南アフリカ)ヨハネスブルグ出身のギャビン・ビンギさんをお迎えしました。講演会の題目は「南アフリカと日本:類似点と相違点」でした。

南アフリカと日本を比較しながら季節、日常生活、衣服、スポーツ、動物、言語などについて述べられました。動物ではミーアキャットやスプリングボックなどの南アフリカ特有の動物を示され、動物保護の重要性を説かれました。また、ライオンの子供に触れたり、キリンの間近で食事をするなどのユニークな経験ができる場所があることを紹介されました。言語に関しては、南アフリカは多民族・多言語の社会で11の公用語があることを指摘され、アフリカーンスと他の公用語がどのような言語かを具体的に説明されました。
社会問題として貧困と犯罪を取り上げられました。多くの人は貧困により充分な医療を受けられない状態であること、短い平均寿命は貧困と犯罪に原因があることを話されました。最後に、イーロン・マスク氏、ネルソン・マンデラ氏そしてラグビーワールドカップ2019日本代表チームに選ばれたヴィンピー・ファンデルヴァルト、ラピース・ラブスカフニ、松島幸太郎の3選手について述べられました。マンデラ氏の言葉「教育は最強の武器である」はとても印象的でした。

参加者の皆さんはビンギさんの興味深いお話を熱心に聞き入っていました。南アフリカを知るとてもいい機会になりました。

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